【レビュー】『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル)|220円で学べる意志力の科学

2025年8月29日金曜日

マインドフルネス メンタル

t f B! P L

『スタンフォードの自分を変える教室』は、スタンフォード大学で開講されている人気講義「The Willpower Instinct」をもとに書かれたベストセラーです。10年以上前の本ですが、いまでも「意志力」「習慣化」「自己コントロール」の分野で圧倒的に役立ちます。ハードカバーの中古なら220円から見つかることもあり、コスパは抜群。文庫版も出版されていてこちらは400円前後だと思います。「やるべきことが続かない」「誘惑に負けてしまう」と悩む人にこそおすすめの1冊です。

この記事の目次

本の基本情報

  • 書籍タイトル:『スタンフォードの自分を変える教室』
  • 著者:ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal)
  • 出版:2012年 大和書房(日本語版初版)
  • ページ数:約360ページ
  • ジャンル:自己啓発・心理学・習慣化
  • 中古相場:220円~(ブックオフ等)

本の要点まとめ

1. 意志力は「筋肉」のように鍛えられる

意志力は生まれつきではなく、使い方次第で強くなる。小さな挑戦の積み重ねが習慣化を支えます。

2. 「やる力」「やらない力」「望む力」の3つを意識する

・やる力=行動を起こす力
・やらない力=衝動を抑える力
・望む力=長期的な目標を思い出す力
この3つを使い分けることで行動をコントロールできると解説。

3. ストレスは意志力を奪う

疲れやストレスは自己コントロールを弱める最大の要因。睡眠・運動・呼吸法が「意志力の回復」に直結します。呼吸法では瞑想といった本格的なやり方も紹介されていますが、「呼吸を長くする」「呼吸の回数を少なくする」等の簡単な対処法も紹介されています。

4. 習慣は「小さな1歩」と「環境設計」で定着する

大きな目標よりも、小さな行動を継続することが重要。さらに環境を変えることで意志力に頼らずに行動を続けられます。

読んでみた感想・実用性

本書は心理学や脳科学の研究をもとに書かれているので説得力があり、単なる精神論で終わらない点が魅力です。特に「意志力は鍛えられる」という考え方は、習慣化が苦手な人にとって救いになります。

一方で、紹介されている実践法はシンプルですが多岐にわたるため、一気に全部試すのは難しい印象。まずは1つか2つを取り入れて徐々に生活に組み込むのが現実的だと感じました。特に瞑想=マインドフルネスは、いつでもどこでも実践できるのでオススメです。

こんな人におすすめ

  • ダイエットや禁煙、資格勉強などを継続できない人
  • 習慣化や自己コントロールの科学的な方法を学びたい人
  • 精神論ではなく心理学に基づいた方法を知りたい人
  • 中古でコスパ良くベストセラーを読みたい人

まとめ

『スタンフォードの自分を変える教室』は、意志力を「科学的に鍛える方法」を学べる良書です。220円で手に入る中古本でも、得られる学びの価値は圧倒的。習慣化や自己コントロールに悩む人にとって「最初の1冊」として最適です。また、瞑想やマインドフルネスに関心のある方にもオススメです。

このブログを検索

Powered By Blogger

Translate

QooQ