『イノベーション・シンキング』は約20年前に出版されたビジネス書ですが、今でも通用する発想力のスキルが詰まった一冊です。中古なら220円で手に入るコスパ抜群の本。この記事では、その要点と実践的な活かし方をレビューします。
この記事の目次
本の基本情報
- 書籍名:『イノベーション・シンキング』
- 著者:ポール・スローン
- 出版:2007年 ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 中古価格:ブックオフ等で220円程度で入手可能
本の要点まとめ
イノベーションと水平思考
イノベーションとは「新しいことを世に出していくこと」、水平思考とは「論理的段階を踏むより、問題に対する新しい見方を探す思考法」。イノベーションは、水平思考によって生まれる。
2. 水平思考を身につける10のステップ
①前提を疑う ②探り出す質問をする ③見方を変える ④奇抜な組合せをしてみる ⑤アイデアを採用し、応用し、更に改良する ⑥ルールを変える ⑦アイデアの量を増やす ⑧試してみて評価する ⑨失敗を歓迎する ⑩チームを活用する
3. リーダーのやるべきこと
スタッフに水平思考のスキルを身につけさせ、組織をイノベーションにあふれた最強チームにすること。
4. リーダーの役割とは?
組織を機敏で変化に順応する革新的なものに高めていくこと。そのためにはビジョン(ミッション、価値基準、組織風土、目的)をつくって共有し浸透させる。
読んでみた感想・実用性
この本そのものが革新的で、読むだけでも刺激的です。時折クイズやグループで行えるゲームが挟まれており、楽しく学べます。従来の思考の枠から抜け出すには、柔軟で遊び心のある発想法が欠かせません。
こんな人におすすめ
- 新たな商品・サービスの開発に携わる社会人
- 新ビジネスで起業したいと思う起業家・学生
- マンネリ化を解消したい組織のリーダー
まとめ
『イノベーション・シンキング』は、『アイデアのヒント』(ジャック・フォスター)と同様にアイデア創出のプロセスを体系的に学べる一冊です。さらに、リーダーとして組織を変革するスキルまで得られる、まさにコスト以上の価値がある本です。


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