『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』は15年以上前のビジネス書ですが、いまでも活用できるビジネス思考のエッセンスが詰まった一冊です。
中古本なら220円で手に入り、コスパ抜群。本記事では、要点と実際にどう活かせるかをレビューします。
この記事の目次
本の基本情報
- 書籍名:『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』
- 著者:勝間和代
- 出版:2008年 ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 中古価格:ブックオフで220円程度で入手可能
本の要点まとめ
1. フレームワークとは何か?
フレームワークとは、概念や考え方を束ねて整理するための枠組みやテンプレートを指します。第2章で紹介されている基本的なフレームワークをを読むだけでも、大きな気づきが得られます。
2. 論理思考力と水平思考力で立体的に分析する。
論理思考力(ロジカル・シンキング):「仮説でスタート → MECEで漏れなくダブりなく分類 → ピラミッド・ストラクチャーで展開」
水平思考力(ラテラル・シンキング):「前提を疑う → 見方を変える → 組み合わせる」
3.視覚化力、数字力、言語力で整理し共有する。
視覚化力は「イメージをビジュアル化する力」、数字力は「数字に置き換えて統計化する力」、言語力は「言葉で整理し相手に伝える力」を指す。
4. 知的体力と偶然力で体感する。
知的体力は「身体と精神の健康を整える力」、偶然力は「好奇心を持ち、偶然のチャンスを逃さない力」を指す。
読んでみた感想・実用性
勝間和代がどのように考え、多くの書籍をヒットさせてきたのか。その原点がわかる一冊です。本書はフレームワーク(思考ツール)を紹介するだけでなく、著者自身の著作を題材にして解説されている点が興味深く、読み進めやすい構成にもなっています。
こんな人におすすめ
- 経営戦略や経営計画を学びたい社会人
- 論文、レポート、ブログ等の文書作成に携わる人
- 知的生産性を向上させたい人
まとめ
前半の論理思考力と水平思考力の解説はとても役に立つ。本書には付録として「基本のフレームワーク21選」がカラーで図式化されており、この図を日頃から眺めるだけでも、思考のヒントが得られます。


0 件のコメント:
コメントを投稿